ブエルタ・ア・エスパーニャ2019予習―放送予定とコース、注目選手。優勝候補は誰?

骨折していた息子のギプスが外れました! A田です。

今週から仕事が忙しく、アークティック・レース・オブ・ノルウェーも一昨日やっと追いつき視聴できました。

そんななか、24日からはブエルタ・ア・エスパーニャが始まります。24、25日はツール・ド・ラヴニールの放送とかぶるんですよね。

8月のレース全体の記事はこちら「ブエルタが始まる―8月のJ SPORTS & DAZNロードレース放送・配信予定とレース概要

もう、週末に観戦する体力が残っているかわかりませんが…

今回は、ブエルタ・ア・エスパーニャの放送予定、コース、そして注目選手をご紹介します!

ブエルタ・ア・エスパーニャJSORTS放送・配信予定一覧

ブエルタ・ア・エスパーニャは2019シーズン最後のグラン・ツールです。全21ステージ、スペイン国内を中心に回ります。

いつものようにJ SPORTSの放送・配信予定をまとめました。コース名にリンクを貼ってます。

日程Stgコースなど時間実況/解説
8/24(土)1チームTT
サリナス・デ・トレビエハ 〜 トレビエハ
13.4km
深夜1:45~4:30サッシャ/中野善文
8/25(日)2丘陵
ベニドルム 〜 カルペ
199.6km
23:00~1:30谷口廣明/中島康晴
8/26(月)3スプリンター向け
イビ、シウダー・デル・フグエテ 〜 アリカンテ
188km
23:00~1:30サッシャ/辻啓
8/27(火)4スプリンター向け
クリェラ 〜 エル プイグ
175.5km
23:00~1:30足立清紀/狩野智也
8/28(水)5山頂フィニッシュ
レリアナ 〜 ハバランブレ天文台
170.7km
23:00~1:30サッシャ/永井孝樹
8/29(木)6山頂フィニッシュ
モラ・デ・ルビエロス 〜 アレス・デル・マエストラット
198.9km
23:00~1:30サッシャ/栗村修
8/30(金)7山頂フィニッシュ
オンダ 〜 マス・デラ・コスタ
183.2km
23:00~1:30永田実/狩野智也
8/31(土)8上り基調平坦
バルス 〜 イグアラダ
166.9km
23:00~1:30谷口廣明/飯島誠
9/1(日)9山岳
アンドラ・ラ・ベリャ 〜 コルタルス・デンカンプ
94.4km
23:00~1:30谷口廣明/栗村修
9/3(火)10個人TT
ジュランソン 〜 ポー
36.2km
23:00~1:30足立清紀/飯島誠
9/4(水)11丘陵
サン=パレ 〜 ウルダクス=ダンチャリネア
180km
23:00~1:30サッシャ/飯島誠
9/5(木)12丘陵
ナバラ・サーキット 〜 ビルバオ
171.4km
23:00~1:30サッシャ/栗村修
9/6(金)13山岳
ビルバオ 〜 ロス・マチュコス.モヌメント・バカ・パシエガ
166.4km
23:00~1:30永田実/飯島誠
9/7(土)14平坦
サン・ビセンテ・デ・ラ・バルケラ 〜 オビエド
188km
23:00~1:30永田実/中野善文
9/8(日)15山頂フィニッシュ
ティネオ 〜 サントゥアリオ・デル・アセボ
154.4km
19:45~1:30谷口廣明、永田実/中島康晴、中野善文
9/9(月)16山岳、山頂フィニッシュ
プラビア 〜 アルト・デラ・クビーリャ.レナ
144.4km
20:15~1:30永田実、谷口廣明、足立清紀/栗村修、永井孝樹
9/11(水)17丘陵
アランダ・デ・ドゥエロ 〜 グアダラハラ
219.6km
23:00~1:30永田実/永井孝樹
9/12(木)18山岳
コムニダ・デ・マドリード.コルメナル・ビエホ 〜 ベセミル・デ・ラ・シエラ
177.5km
19:15~1:30永田実、サッシャ/狩野智也、栗村修
9/13(金)19丘陵
アビラ 〜 トレド
165.2km
23:00~1:30サッシャ/永井孝樹
9/14(土)20山岳
アレナス・デ・サン・ペドロ 〜 プラタフォルマ・デ・グレドス
190.4km
18:50~1:30足立清紀、サッシャ/飯島誠、中野善文
9/15(日)21平坦
フエンラブラダ 〜 マドリード
106.6km
23:55~4:55永田実/狩野智也、栗村修

詳しくはJ SPORTS公式

コースはバレンシア地方から反時計回り

急勾配のギザギザ山岳ステージで知られる、ブエルタ・ア・エスパーニャ。

今年のコース。J SPORTSのロードレース情報番組「月チャリ」では「ブエルタ・ア・北半分」と言われていました。

公式より

バレンシア地方で開幕し、北上。アンドラに入って、フランスにはみ出しつつ、バスクへと反時計周りに回って、最後は首都マドリッド。

J SPORTS解説の栗村修さんも「一番面白いグラン・ツールはブエルタ」と再三言い切ってますね。

私がはじめて、ロードレースの中継を観たのもブエルタでした。トトロにでも会いそうな、急勾配の狭い未舗装路を集団があがっていく画に衝撃を受けました。

こういうところを走ってました。伝わります?

私がロードレースにはまったのも、ブエルタのおかげかもしれません。

ちょっと詳しいいきさつの記事はこちら「平成最後に5月のロードレース配信予定―そしてロードレースとの出会いを振り返ってみた

ブエルタ・ア・エスパーニャの注目チーム&選手

近年の優勝者はこちら。

  • 2018 サイモン・イェーツ(イギリス)
  • 2017 クリストファー・フルーム(イギリス)
  • 2016 ナイロ・キンタナ(コロンビア)
  • 2015 ファビオ・アル(イタリア)
  • 2014 アルベルト・コンタドール(スペイン)
  • 2013 クリストファー・ホーナー(アメリカ合衆国)
  • 2012 アルベルト・コンタドール(スペイン)
  • 2011 クリストファー・フルーム(イギリス)
  • 2010 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア)
  • 2009 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)

昨年のポイント賞ジャージ
@lavuelta

昨年はバルベルデが終盤まで優勝争いに絡み、「もしや!?」と思いました。最終的には3位表彰からも転落してしまいましたが、ポイント賞を獲りました。(その後、世界選手権で勝ってアルカンシェル獲った)

昨年2位はエンリク・マス、3位はミゲル・アンヘル・ロペスでした。

今年は、ジロ、ツールと走ったサイモンは不出場(マスも)。優勝争いはどうなるでしょうか?

注目チームと選手をご紹介します。

【モビスター】バルベルデ「1」だが…またもトリプル・エース

ツール・ド・フランスでもキンタナ、バルベルデ、ランダのトリプル・エースだったモビスター。

ブエルタでは、バルベルデ、リチャル・カラパス、マルク・ソレルのトリプル・エース。キンタナも出場しますが、今回はエース格ではないでしょうね(移籍が決まっているし)。

スペイン唯一のワールドツアーチーム。気合が入るところですが…

バルベルデのアルカンシェル、もっと見たい!
@Movistar_Team

サイモンの不在で、ディフェンディングチャンピオンがつけるゼッケン「1」をバルベルデが付けるそうです。ブエルタで、スペイン人のバルベルデがアルカンシェルを着て勝ったら、盛り上がるでしょうね~。

しかし、本命は25歳のスペイン人、マルク・ソレルかもしれないですね。2015年にツール・ド・ラヴニール優勝。昨年はパリ・ニースで総合優勝しています。

ジロ・デ・イタリアで総合優勝したカラパスは、チーム・イネオスへの移籍が決まっているし…

カラパスのジロ総合優勝はこちらの記事で「ジロ・デ・イタリア2019閉幕―全結果一覧&16~21ステージまとめwithカバーアート

バルベルデの調子次第でしょうか。ともかく、目が離せないチームです。

【ユンボ・ヴィズマ】万全の体制でグラン・ツールの真ん中を取りにくる!

モビスターよりも「大本命」といわれるユンボ・ヴィズマ。こちらは、ジロ3位のプリモシュ・ログリッチェと、ツール3位のシュテーフェン・クライスヴァイクのダブルエース。

ログリッチェの記事「ツール・ド・ロマンディ2019―まとめとログリッチェの物語~プロ入りまで

クライスヴァイクがニバリに負けた2016年ジロの記事「ログリッチェのデビュー、雪の壁、ニバリの涙―ジロ・デ・イタリア2016ハイライト

メンバーが本気すぎると話題に
@JumboVismaRoad

TTでもアシストでも頼れるトニー・マルティンもいるし、山ではジョージ・ベネットもいるし、ベテランのロベルト・ヘーシンクも。

そして余談ですが、来年はここにトム・デュムランが移籍してくるのですよ。すごいことになってきました!!

デュムランがジロで怪我してリタイヤしたときの記事です「ジロ・デ・イタリア2019こぼれ話―デュムランとハグしたら手羽先だった

【アスタナ】フルサングも参戦! M.Aロペスをサポート? バスクっ子軍団もがんばれ

はい、来ましたアスタナ! ヨン、ゴルカのイザギレ兄弟、フライレと「バスクっ子軍団」がバスクでがんばってくれるでしょう。

アスタナの「バスクっ子軍団」っぷりはこちらの記事で「イツリア・バスク・カントリー2019予習―熱狂するバスクのレース

BGMがアスタナ
@AstanaTeam

そして、ツールでは残念だったヤコブ・フルサングも参戦。来季もアスタナと契約を結んだということです!

直近ではドーフィネで総合優勝したフルサングの記事「クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ2019結果①―ブルーリムジンになったアスタナ

しかし、エースは「スーパーマン・ロペス」ことミゲル・アンヘル・ロペスでしょう。初のグラン・ツール優勝を狙うコロンビア出身の25歳です。ジロではクイーン・ステージで観客と接触し、チャンスを逃して激怒する姿もありました。今度こそがんばれ!

問題のジロのクイーン・ステージはこちらの記事で「ジロ・デ・イタリア2019閉幕―全結果一覧&16~21ステージまとめwithカバーアート

【ミッチェルトン・スコット】満を持してエステバン・チャベス登場!

イェーツ兄弟のいないミッチェルトン・スコットで、エースをはるのは、エステバン・チャベス。病気でレースに出られなかった昨シーズンから、復活しました。今年のジロでのステージ勝利は感動でしたね。

チャベスの勝利もこちらの記事で「ジロ・デ・イタリア2019閉幕―全結果一覧&16~21ステージまとめwithカバーアート

わかりにくいがブエルタ感は◎
@MitcheltonSCOTT

ルカ・メスゲッツは、ツール・ド・ポローニュで強かったですね~。ミケル・ニエベもがんばってほしいです。

【バーレーン・メリダ】新城幸也が出場!

ツールでは、ローハン・デニスがチームとの不仲?でリタイヤしたバーレーン・メリダ。ブエルタには、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォをエースにして挑む予定でしたが、8月半ばトレーニング中に自動車にはねられて重症。36歳、ようやくつかんだ大きなチャンスを前に、本当に残念です…。復帰してくれることを祈っています!

ブエルタは平坦はフィル・バウハウス山はディラン・トゥーンスでステージ勝利を狙っていくようです。そして新城幸也が、春先の怪我から復活しての参戦。というか、総合エースが居ない分、自由度が増して活躍の機会も広がるでしょうね!

がんばれ新城!
@Bahrain_Merida

ジロ、ツールと連戦したニバリも、今回は不出場。というか、トレック・セガフレドへの移籍が本格的に発表になりました。デニスも動くだろうし、どうなるんでしょうか。

他にも、怪我でツールに出られなかったAG2Rのピエール・ラトゥール、今度こそ活躍してほしいUAEのファビオ・アル、そして豪華アシスト陣とともに走るイネオスのタオ・ゲオゲガンハートなどが、優勝候補に。

けっこう混沌としているかもしれません。

迷走するのがブエルタ。ジャージだって、定まらないよ

ブエルタは1994年までは、4~5月に開催されていたんですよね。総合リーダージャージの色も、協賛企業に合わせてしょっちゅう変わっていたとか。

スペインのローカル色が濃かったこの大会も、オーガナイザーが、ツール・ド・フランスをてがけるASOになってから、かなりグラン・ツールとしての格を増したのだそうです。

それでもまだ今年も変更点はあって、他ではあまり見なかった「マイヨ・コンビナーダ」がなくなり、今年から新人賞「マイヨ・ブランコ」になるそうです。

マイヨ・ブランコ候補のひとり、タオ・ゲオゲガンハート
@lavuelta

ところで、ジロ・デ・イタリアのジャージは「マリア」で女性名詞なんですよね。だから「ローザ」「ビアンカ」と形容詞が女性形に。でも、ブエルタの「マイヨ」は男性名詞で「ロホ」「ブランコ」と形容詞が男性形になるんですよね? 今気がつきました。(フランス語のことはよくわからないです…)

移籍話にも花が咲くブエルタ

すでに、来シーズンの移籍の話題がたくさん出ていますよね。

ブエルタ・ア・エスパーニャの放送中にも、いっぱい情報が出ます。中継で驚きを共有できるのが、ブエルタのいいところ、でしょうかね。レースはもちろん真剣勝負なのですが、他の思惑も見え隠れします。

あと、世界選手権の存在。今年は9月22日。閉幕後すぐなので、ブエルタを切り上げて帰る選手もいたりします。主にスプリンター寄りの選手。昨年のバルベルデはブエルタの最後のほうまで競って勝っていますけどね。

「ブエルタで~~だったのに、世界選手権では~~だった!」

などなど。いろんなことひっくるめて、面白いのがブエルタですね。

楽しみです!

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