ツールドフランス2020開幕!日程・コース一覧——90年生まれに勝ってほしいんだ!!

ついにツールドフランスが開幕してしまいました。A田です。

子供たちの夏休みの宿題祭りはすでに先週終わっていて、開幕する週末に被らなくてよかったと思っていたのですが…。

子供にとっては2学期スタートダッシュ、大人にとっては締め前の9月。わりと落ち着かない状況のツール観戦になりそうです。やっぱり、夏休み前で浮かれているあの時期が、ツールにはぴったりなんだなと思いました。

(そういう意味では、東京オリンピックの時期も正解だったのかな、と思います。9月以降になると秋とともに最終四半期の空気が深まって、ワクワクできないもんな)

ともかくまだ1週目序盤ということで、ツール観戦にあたって最後に言っておきたい、個人的な気持ちを記事にしました。

ツールドフランス2020の全日程一覧

毎日頑張って見ていくうちに、誰がいつ勝ったのか分からなくなってしまうので一覧に書き込んでいきたいと思います。

(もう今日は5日目が終わっているのですが、書き込みはまた別の記事で)

日程Stgコースステージ勝利総合順位
8/29(土)1平坦 156km
ニース
8/30(日) 2上級山岳186km
ニース
8/31(月)3平坦198km
ニース~シストロン
9/1(火)4中級山岳160.5km
シストロン~オルシエール・メルレット
9/2(水)5平坦183km
ギャップ~プリヴァ
9/3(木)6中級山岳 191km
ル・テイユ~モン・テグアル
9/4(金)7平坦 168km
ミヨー~ラヴォール
9/5(土)8上級山岳 141km
カゼール・シュル・ガロンヌ~ルーダンヴィエル
9/6(日)9上級山岳 153km
ポー~ラランス
9/8(火)10平坦 168.5km
イル・ドレロン~イル・ド・レ
9/9(水)11平坦 167.5km
シャトライオン・ブラージュ~ポワティエ
9/10(木)12中級山岳 218km
ショーヴィニー~サランコレーズ
9/11(金)13上級山岳191.5km
シャテル・ギュイヨン〜ピュイ・マリーカンタル
9/12(土)14平坦194km
クレルモン・フェラン〜リヨン
9/13(日)15上級山岳 174.5km
リヨン~グラン・コロンビエ
9/15(火)16上級山岳164km
ラ・トゥール・デュ・パン〜ヴィラール・ド・ランス
9/16(水)17上級山岳170km
グルノーブル〜メリベル ラ・ローズ峠
9/17(木)18上級山岳 175km
メリベル~ラ・ロシュ・シュル・フォロン
9/18(金)19平坦 166.5km
ブール・カン・ブレス~シャンパニョル
9/19(土)20個人TT 36.2km
リュール~ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ
9/20(日)21平坦 122km
マント・ラ・ジョリ~パリ シャンゼリゼ

くわしくは、J SPORTSのステージ詳細へ—宮本あさかさんのコラム付きで読み応えあります

公式プログラム

今大会のコースの特色としては、1週目から山岳ステージがいっぱいあること、チームTTがなく個人TTも山岳TT1回であることが挙げられています。

最後に言っておきたい。

ツール直前になって、矢継ぎ早に(そこまで早くないが)言っておきたいことを記事にしてきました。

フルームが出ないツールを受けとめて

リッチー・ポートの応援はデフォルト

EFを密かに応援してる

さらに最後にひとつ、言っておきたいと思います。

1990年生まれに勝ってほしい。

  • ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
  • ナイロ・キンタナ(アルケア・サムシック)
  • トム・デュムラン(ユンボ・ヴィズマ)
  • ティボー・ピノ(グルパマFDJ)
  • ロマン・バルデ(AG2Rラモンディアル)
  • ファビオ・アル(バレーン・マクラーレン)

あっ、サム・ベネットも90年生まれだ。ってそういうことじゃなく。いやサム・ベネットにも勝ってほしいけれども。サガン以外は総合表彰台に登ってきた選手たちです。

開幕直後から『追憶』してる場合じゃないけど

懐古厨と言われてもいい。彼らの大活躍をもう一度見たい。

“恐るべき子供”の世代、飛び越えられちゃっていいのか

ペーター・サガンがツールに初出場したのは2012年。ステージ3勝を挙げてマイヨ・ベール(ポイント賞ジャージ)を着ました。

衝撃的なデビューを飾ったサガンは、“恐るべき子供”(Le Enfant Terrible、ジャン・コクトーの小説“Les Enfants Terribles”から)と呼ばれました。あと「怪童」とか。このツールの時点で、彼は23歳

昨年のベルナルと同い年ですね。

ベルナルを指して「若い」ということはあっても「子供」っていうことはなかったですよね。本人の雰囲気の違いも大きいけど、昨今では若い選手の大活躍が全然珍しくない、ってことかと。

ともかく当時は、「(サガンを代表とする)1990年生まれが豊作すぎて恐ろしい」と毎レース言われていました。

Le Adult Terribleになってほしい

スプリンターは総合系より世代交代が早いかもしれないけど、サガンまだ30歳でしょ。マイヨ・ヴェールだけじゃなく、ステージにもガンガンに勝ちにいってほしいですね。

そして「サガンまだ勝ってるよ」という、恐るべき大人になってほしい。

キンタナ第2章を待ってる

さらに、翌年2013年のツールでは彗星のように現れたナイロ・キンタナが、ツールで総合2位。2014年はジロ総合優勝(ツール不出場)、2015年ツール総合2位、2016年ツール総合3位、ブエルタ総合優勝。

コロンビア勢は若い選手が大きく台頭してきて、世代交代した感が特に強いです。「コロンビアの選手はピークが早いのでは?」という説もあります。しかし、キンタナ。まだ頑張ってくれ!

私のロード観戦の原点、フルームvsキンタナ

言われんでも頑張っとるがな

元祖フランスの星は…

今やジュリアン・アラフィリップがフランスの星として燦然と輝いているわけですが。

2012年ティボー・ピノもツール初勝利。2014年には総合3位&新人賞。2014年に新人賞をピノと争ったロマン・バルデは、2015年にツール初勝利を挙げ2016年に総合2位。昨年も山岳賞をとりましたね。

ピノは昨年のツールのリタイヤは本当に残念でした…。なんかフルームのこともあるし、私も大々的に応援しない方がいいのか? などと思わないでもなかったけど(おこがましい)、今年も総合優勝の最有力候補のひとりです。

昨ツール涙のリタイヤ

そして、来年はドイツチームのサンウェブへ移籍するロマン・バルデ。これでフランスの星からも引退でしょうか… 。いやルックス的にも星じゃなくなることはないはず。

うちの息子の推しでした(本人まったく覚えてない)

デュムランー!

昨年のジロをリタイヤし、その後レースから遠ざかっているうちに移籍を発表し、その後もレースから遠ざかっていたトム・デュムラン

TTスペシャリスト出身な同タイプ(もしや上位互換?)のログリッチのアシストに甘んじてしまうのか。というか、アシストもちゃんとしてよ?

長瀬智也もジャニーズ退所しちゃうしなー ※デュムランは長瀬智也似

エースの座もポガチャルに譲ったアル

サガンは別として、上にあげた90年生まれたちはダブルエースのひとりにせよ、エースの座にいます。

だから今回の話題にファビオ・アルを入れるか、ちょっと迷った…ごめん。UAEチームエミレーツのエースナンバーは21歳のタデイ・ポガチャルがつけています。

正直いうとポガチャルの活躍楽しみではありますが… やっぱりアルにも勝ってほしいです。アル第2章にも期待してます。

2016年にブエルタをとったアルは、この面子に並ぶひとり

言いたいことを言えて、やっとスッキリしました。

まだまだツール序盤。楽しみです!

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