ゴールデンウィークに初キャンプに行くA田です。何から準備しよう…
一昨日のフレッシュ・ワロンヌ、ラストの「ユイの壁」は鉄板の盛り上がりでしたね! 私は末っ子の寝かしつけで撃沈してしまい、早朝から追いかけ視聴しました。いやはや…
まだ未視聴の方はJ SPORTSオンデマンドでどうぞ。この記事でも下のほうでまとめ動画を紹介しています
アラフィリップの力ももちろんなんですが、やはり「ウルフパック」との異名をとるドゥクーニンク・クイックステップのチーム力の勝利だと思います。
アラフィリップが3度目のフルサングとの一騎打ちを制する
3日前のアムステルゴールドレースで一騎打ちを演じた2人、ジュリアン・アラフィリップとヤコブ・フルサング(フグルサング)が、フレッシュ・ワロンヌのゴール前で再び競り合うことになりました。
フレッシュ・ワロンヌを含むアルデンヌ・クラシックの予習記事はこちら「アルデンヌ・クラシック3連戦―新時代が始まるか!?」
一騎打ちではあったが…のアムステルゴールドレースの記事はこちら「アムステルゴールドレース-ファンデルポールの驚愕のゴールとシクロクロス」
ストラーデ・ビアンケもこの2人の一騎打ちでした「ストラーデ・ビアンケ2019―白熱の一騎打ち! わが家の「白い道への道」もオマケ」
そして、勝者はアラフィリップ。フレッシュ・ワロンヌ二連覇です!
アラフィリップは、勝利後のインタビューで「最近、家族といるよりもヤコブ・フルサングといる時間のほうが長いみたい」なんてジョークをとばしていました。
ぐぬぬ・・・強くてかっこよくて面白いとか・・・
負けたフルサングはグラン・ツールで表彰台を目指す!はず…
ストラーデ・ビアンケのときもそうだったんですが、優勝候補筆頭で人気者のアラフィリップより、私は34歳ベテランのフルサングを応援してしまいます。私はちょっとアスタナ好きなところがあるし…
フルサングの活躍からスカルポーニの追悼まで、アスタナ愛があふれた記事「春のアスタナ祭り! 2019も期待大。ティレーノ~アドリアティコ&パリ~ニース閉幕」
フルサングの優しさを感じてください「ティレーノ~アドリアティコが1秒差で決着!表彰台ではまさかの事件も」
本当はイツリア・バスク・カントリーのレポートも書きたい・・・こちらは予習「イツリア・バスク・カントリー2019予習―熱狂するバスクのレース」
ともかく、フルサング。この春、表彰台に立ちまくりましたが、彼はグラン・ツールで総合エースをはる選手(他のエース級が抜けたから、という意見もあるけど)。今年はツール・ド・フランスで表彰台を狙っているとか。 がんばってほしいです!
「ウルフパック=狼の群れ」のチーム力でつかんだ勝利
さて、ゴール後、解説の辻さんがアラフィリップのことを「ウルフパックのリーダーですね」と言っていました。
「ウルフパック(英:Wolf Pack=狼の群れ )」とは、クイックステップの二つ名です。所属する選手一人ひとりが 強者 「狼」、ということから。
実際、今回のレースでもエンリク・マスやデヴェネンスのサポートが終盤まで光りました。アラフィリップもレース後に以下のように語っています。
去年ボクはここで初めて大きな勝利を得た。だからその成功を繰り返すことができたのはすごくうれしい。でも、今回はより難しかったから、感覚は異なっている。完璧なレースをして、0kmからボクを守ってくれて、すべての動きをマークし、いつも良い位置どりにしてくれたチームは本当に誇りに思う。彼らの努力に報いることができて幸せだ。
Cycle Sports「UCIワールドツアーのフレッシュ・ワロンヌ2019でアラフィリップが連覇」
ウルフパックのリーダーは「ルル=狼ちゃん」
それでですね。ここで今日の“ひとこま”です。
アラフィリップはチームメイトに「ルル(仏:LouLou)」と呼ばれています。フランス語で狼は“Loup”、2回続けると可愛くなり「狼ちゃん」といった意味になります。
出典元↓
まあ、アラフィリップはファーストネームが「ジュリアン」で家族からは「ジュジュ」と呼ばれているので、それをさらにもじったんだと思います。
それにしても、ウルフパックのリーダー、「狼のなかの狼」が「狼ちゃん」だなんて。にくい・・・! 愛されるための存在ですね。
フランス国内でもインテリのロマン・バルデ(=学士を持ってる)に対して、農村部出身のアラフィリップがより身近で愛されている、なんてことをciclissimoで読んだことがあります。
今回の勝利で、2019年シーズン25勝目をあげてチーム成績トップに輝くクイックステップ(アスタナは22勝で2位)。これからのグラン・ツールシーズンで、どれだけ勝利を重ねていくのでしょうか?
楽しみです!
ミラノ~サンレモのときのアラフィリップの記事もどうぞ