A田です。
ティレーノ~アドリアティコ、最高に面白いですね!
私は土曜日は完全に寝落ち、昨日は途中で子どもが泣いて寝落ち。明け方から追いかけになりましたが、フルタイム視聴してよかった!
残り2ステージとなったティレーノ~アドリアティコの第4&5ステージ、さらにパリ~ニースの最終ステージで勝利を挙げたアスタナ。
ここ2日間のアスタナ祭りをまとめていきたいと思います。
パリ~ニースとティレーノ~アドリアティコの経過
並べてみないと入ってこない。自分の頭が年々ポンコツになってきていることを感じます。とりあえず並べます。
日付 | 【ティレーノ~アドリアティコ】 |
3/13(水) | 1.T.T.T.(ミッチェルトン・スコット) |
3/14(木) | 2.勾配あり(アラフィリップ) |
3/15(金) | 3.平坦(ヴィヴィアーニ) |
3/16(土) | 4.丘陵(ルツェンコ) |
3/17(日) | 5.山岳(フルサング) |
3/18(月) | 6.平坦(アラフィリップ) |
3/19(火) | 7.T.T. (カンペナールツ)※この記事で触れられず、申し訳ない |
昨日(今日)、追いかけ視聴ではありましたが、ティレーノ~アドリアティコ→パリ~ニースの順で見たんですよ。
フルサングの優勝を受けてDAZN実況の笹川さん。
「パリ~ニースでもアスタナのヨン・イザギーレが勝利したということ…」
ああああ…orz 誰が勝つか楽しみにしながら見たいのに~。
でも、笹川さんは全然悪くないです。J SPORTSでも「フルサングが勝った」って言ってましたね。そりゃ言いますよ。
だって、アスタナ祭りだったから。
ティレーノ~アドリアティコ第4ステージ:ルツェンコ劇場
ティレーノ・アドリアティコ第4ステージで勝ったルツェンコ。
30km以上をひとりで逃げて、2回転んでゴール前で追いつかれて、スプリントで勝利! 見ていて思わず歓声をあげてしまいました。
1992年生まれの26歳。カザフスタンが拠点のアスタナにあって、2018年カザフスタンチャンピオン。2017年にはカザフのT.T.チャンピオンにもなっています。
今年2月のツアー・オブ・オマーンでは総合優勝。 独走力に加えて、スプリント力にも定評があるようです。
第5ステージ:スカルポーニに捧げる勝利。ヤコブ・フルサング
第4ステージではルツェンコを見守るかたちになった、エースナンバーのフルサング。ルツェンコは勝利インタビューで 「明日はフルサングのステージになるかも」と語っていました。
その言葉どおり、第5ステージではフルサングが激坂登頂後の絶妙なタイミングでアタックして独走の末、勝利をもぎどりました。
「昨日からずっと、10年前にこのティレーノ〜アドリアティコで総合優勝を飾ったミケーレ(スカルポーニ)に勝利を捧げたいと思っていた。これは彼のお気に入りにレースで、今日は彼の地元を走ったんだ。彼はいつも心の中にいる。この勝利は彼のためのものだ」
cyclowired.jp「壁のステージ」でフルサングがスカルポーニに捧げる勝利 Aイェーツがリード拡大
天を指差してゴールしたフルサング。勝利インタビューでスカルポーニに対する思いを語りました。泣きました(私が)。
2017年4月、自宅付近での練習中に事故に遭い亡くなったミケーレ・スカルポーニ。彼の出身地であり、自宅のあったフィロットラーノは、今日通ったアンコナ県にある街なんですね。
この3月に34歳になるフルサングは、2013年からアスタナで走っています。2014年から2017年まで、スカルポーニのチームメイトでした。
これを書きながら、また泣いています。スカルポーニ、私のひとつ年下です。
はい。
残り2ステージとなった、ティレーノ・アドリアティコ。
総合リーダージャージはアダム・イェーツが守り、25秒差で2位のログリッチェが追っています。明日はスプリントステージなので、勝負は最終日の個人T.T.(タイムトライアル)までもつれこみます。楽しみですね!
こちらの記事もどうぞ:双子で同日に表彰台! イェーツ兄弟まとめ。サイモン、アダムの見分け方もアダム・イェーツ
パリ~ニース:キンタナ可哀想! でもゴールではヨン様に拍手
そして、パリ~ニースの最終第8ステージ。
総合首位のSkyのエガン・ベルナルに対して、2位のキンタナが逆転を目指してアタックし、果敢に攻める走りを展開。
しかし、キンタナと同じ逃げ集団に、総合上位のアスタナのL.L.サンチェス、そして同チームのヨン・イザギーレがいるのに、共闘しない。
L.L.サンチェスの総合ジャンプアップを目指して、ヨン様が積極的に引いて走ってもいいはずなのに―。「手伝ってくれよ」とキンタナがアスタナの2人に呼びかけるシーンもありました。
と思っていたら、ヨン様、アタックして独走、勝利。これを狙っていたんですね。
キンタナを応援していたので、ぐぬぬ…となりましたが、ゴール後、喜びを爆発させるヨン様を見ていたら素直に祝福したくなりました。総合優勝した22歳のエガン・ベルナルも。2位とポイント賞を獲ったクフィアトコウスキーも。
レースの表彰式は、いつでもさわやかな気持ちにしてくれます。
ヨン・イザギーレは兄ゴルカ・イザギーレとともに今期からバーレーン・メリダからアスタナに移籍してきた30歳。活躍が期待されます!
2020年スポンサー契約終了? アスタナ・カラーを守ってほしい!
ところで「ciclissimo No.59」の選手名鑑によると、アスタナ、スポンサーのカザフスタン政府との契約は2020年までとのこと。昨年はカザフ政府からの送金が滞って経営危機に陥ったといいます。大丈夫…?
アスタナのジャージは鮮やかな水色。この色はカザフスタンの国旗の色なわけです。トルコの伝統色であり、カザフスタンの草原の澄んだ空色を表現しているのだそうです。
かつて、ニバリがツール・ド・フランスで総合優勝したときには「ふなっしーだ」と話題になったこともありました。今やふなっしーの方が懐かしいですね。
ジロ・デ・イタリアのマリア・ローザ、ブエルタ・ア・エスパーニャのマイヨ・ロホのことも思い出したので、並べてみました。
これらを着たニバリもアルも、今は他チーム。そしてアスタナのジャージもパンツが黒になり、リーダージャージとの配色も変わってしまいました。
それでも、アスタナの水色はずっと残っていってほしいです。今年はどんな特別賞ジャージとのコラボがあるのか。
楽しみです!