午前中に子どもの小学校の委員会に出席したら、1日があっというまです・・・A田です。
ジロ・デ・イタリアは休息日をはさんで、昨日の第10ステージまでが終わっています。が、私は今現在、一日遅れでフルタイム追いかけ視聴中です。初山翔選手が、再び逃げる展開。Liveで見たかった・・・
第10ステージを含めまだ見ていない方、ジロ全体の記事「ジロ・デ・イタリア開幕直前!コース、日程、DAZN配信予定&ジロがピンクな理由」からDAZNへどうぞ
振り返っている場合じゃないかもしれません。が、細々とまとめたジロ・デ・イタリア第1~9ステージまでをお届けします。
ジロ・デ・イタリア2019序盤戦の結果まとめ
まずは、いつものごとく表にまとめてみましょう。
総合順位にポイント賞(マリア・チクラミーノ)、山岳賞(マリア・アッズーラ)、新人賞(マリア・ビアンカ)も併記しました。
日程 | Stg | コースなど | 優勝 | 総合順位 |
5/11(土) | 1 | I.T.T. 8km | ログリッチェ | 1.ログリッチェ 2.サイモン・イエーツ +00:19 3.ニバリ +00:23 ポイント賞:ログリッチェ 山岳賞:チッコーネ 新人賞:MA.ロベス |
5/12(日) | 2 | スプリンター向き 205km | アッカーマン | 1.ログリッチェ 2.サイモン・イエーツ +00:19 3.ニバリ +00:23 ポイント賞:アッカーマン 山岳賞:チッコーネ 新人賞:MA.ロベス |
5/13(月) | 3 | 平坦 220km | ガビリア (ヴィヴィアーニ降格) | 1.ログリッチェ 2.サイモン・イエーツ +00:19 3.ニバリ +00:23 ポイント賞:ガビリア 山岳賞:チッコーネ 新人賞:MA.ロベス |
5/14(火) | 4 | 平坦 235km | カラパス 2位ユアン | 1.ログリッチェ 2.サイモン・イエーツ +00:35 3.ニバリ +00:39 ポイント賞:アッカーマン 山岳賞:チッコーネ 新人賞:MA.ロベス |
5/15(水) | 5 | スプリンター向き 140km | アッカーマン | 1.ログリッチェ 2.サイモン・イエーツ +00:35 3.ニバリ +00:39 ポイント賞:アッカーマン 山岳賞:チッコーネ 新人賞:MA.ロベス |
5/16(木) | 6 | 最後上る 233km | マスナダ 2位コンティ | 1.コンティ 2.カルボーニ +01:41 3.ピーターズ +02:09 ポイント賞:アッカーマン 山岳賞:チッコーネ 新人賞:カルボーニ |
5/17(金) | 7 | 途中上る 185km | ビルバオ | 1.コンティ 2.ロハス +01:32 3.カルボーニ +01:41 ポイント賞:アッカーマン 山岳賞:チッコーネ 新人賞:カルボーニ |
5/18(土) | 8 | 平坦 239km | カレブ・ユアン | 1.コンティ 2.ロハス +01:32 3.カルボーニ +01:41 ポイント賞:アッカーマン 山岳賞:チッコーネ 新人賞:カルボーニ |
5/19(日) | 9 | I.T.T. 34.8km | ログリッチェ | 1.コンティ 2.ログリッチェ+01:50 3.ピーターズ +02:21 ポイント賞:アッカーマン 山岳賞:チッコーネ 新人賞:ピーターズ |
各ステージでは、この辺を走りました。
やっつけ感がありますが、許してください・・・
ジロ・デ・イタリアの公式twitter(@giroditalia)で、毎ステージの優勝者(じゃない日もある)をイラスト化してます。ちょっと面白いので。これを中心で各ステージを駆け足で振り返ってみたいと思います。
1st.ログリッチェ圧巻の個人T.T.
最初にマリア・ローザを着たのがログリッチェ。イタリア人目線では、こんな感じに見えるんでしょうか。
2nd.アッカーマンのスプリント勝利
ドイツ国旗カラーを背負うと、何故こうも強そうに見えるのか。直前の自国開催のレース「エシュボルン~フランクフルト」でも優勝したパスカル・アッカーマンです。
3rd.ガビリアの沈黙の勝利
1位でゴールラインを割ったのは、ヴィヴィアーニでした。しかし、斜行して後続の選手の進路をふさいだという理由で、降格。ペナルティでポイントも失いました。
2位着のガビリアが優勝となりましたが、ガビリアは「エリア・ヴィヴィアーニは自分のスプリントをしただけ」とかばうコメント。表彰台でも、両手を後ろに組んで決して上げず、マリア・チクラミーノも着ませんでした。
ガビリアとヴィヴィアーニはクイックステップでの同僚であり、ゴール後は2人で健闘を称えあうタッチをしています。
こちらの記事に動画を載せていますのでどうぞ「ジロ・デ・イタリア2019―NIPPOの初山翔選手が144kmを単独逃げ!フーガ賞獲得」
そんなガビリアも、イラスト上ではチクラミーノを着ました・・・そして、当のガビリアは第7ステージでリタイアとなりました。(理由はビザに問題があったことらしいです)
4th.早めに仕掛けたカラパスが会心の勝利
モビスターのリチャル・カラパスは、エクアドル出身の25歳。この勝利で総合16位までジャンプアップしました。昨年のジロは総合4位。
5th.雨天のスプリントをアッカーマンが制す
RAIN MAN。もしや、アッカーマンと掛けている・・・?
実際のスプリント。
アイウェアをはずせば笑顔が可愛い25歳です。
6th.マスナダがステージ勝利、コンティが総合首位
第6ステージはマスナダとともにゴール前まで逃げて、マリア・ローザを着たUAEチーム・エミレーツのヴァレリオ・コンティがカバーアートに。
ステージ優勝はプロコンチネンタルチームのアンドローニジョカトリ・シデルメクのファウスト・マスナダ。直前のレース「ツアー・オブ・アルプス」でも2章をあげた、25歳のイタリア人です。
7th.逃げ切りの小集団からアタックしたビルバオが勝利
第7ステージは集団がなかなか逃げを許さず、残り100kmで十数名の逃げが決まってからも、プロトンが猛スピードで追うなど、終始厳しい展開でした。
逃げ集団のなかからアタックし、上り基調のゴールを差しきったのは、アスタナのクライマー、ペリヨ・ビルバオ。スペイン・バスク出身の29歳。初のグランツールでの区間優勝です。
自分にとって大きな成功であり、チームや家族、スカルポーニに捧げたいと思う。ジロのステージ優勝は素晴らしいことだが、僕らチームとしての目標は、ロペスをサポートすることただ一つ。これからは彼のために100%尽くしていくつもりだ。
cyclowired.jp「ビルバオ「ここまで長い時間がかかった」 コンティ「ローザを守ってくれたチームに感謝」 」
ジロ・デ・イタリアは、スカルポーニを思い出させますね。
スカルポーニが出てくる記事です(ちょっと改題しました)「春のアスタナ祭り! スカルポーニに捧げる勝利―ティレーノ&パリ~ニース閉幕」
8th.カレブ・ユアンが魅せたスプリント勝利!
第8ステージは、スプリンター向けステージで、早めに逃げも決まり落ち着いた展開に。イタリア・チャンピオンジャージを着たヴィヴィアーニやマリア・チクラミーノを着たアッカーマンに注目が集まりましたが、スプリント戦を制したのは、ロット・ソウダルのカレブ・ユアンでした。
「ポケット・ロケット」という愛称でおなじみの24歳の韓国系オーストラリア人。2015年のブエルタ・ア・エスパーニャで、わずか21歳で区間優勝し、注目を浴びました。2017年のジロでも1勝。ただ、なんやかんやでツール・ド・フランスには出たことがないんですよね。今夏は注目です!
こちらが実際のスプリント。ちょっと切り替えがあって見にくいですが・・・
9th.どしゃ降りのなかの個人T.T.で、ログリッチェが優勝
ログリッチェ、強かったですね~。雨がどんどん強くなる、悪天候のなかの個人T.T.で圧巻の走りでした。2位のカンペナールツはバイク交換時のメカトラでタイムを失わなければ勝っていたかも?
2週目後半は、本格的な山岳勝負に
第10ステージを見終わって、第11ステージをライブで観戦中です。第10ステージの公式イラストも見ましたが、だんだん大胆になってくるような・・・
中盤選も公式イラストをまとめたいと思います。
スプリンター勢の勝負も、総合優勝の行方も。
楽しみです!