昨日はラグビーの日本vsアイルランド戦を、家族でテレビ観戦しました。盛り上がりました! A田です。
さて、イギリスのヨークシャーでは先週から世界選手権が始まっており、今日が最終日、男子エリートロードレースです。
UCIの公式サイト無料配信もあります
今後、10月のロードレースはどうなるのか。DAZNはいつ解約するか…(ごめん)。気になります。ということで、まとめました。
10月のロードレース配信・放送
10月の主要ロードレースは以下のとおり。太字がUCIワールドツアーのレースです。
- 10/8(火) バンシュ~シメイ~バンチュ(ベルギー) / DAZN
- 10/9(水) ミラノ~トリノ / DAZN
- 10/12(土) イル・ロンバルディア(イタリア) / DAZN
- 10/13(日) ハンマーシリーズ香港(中 国)/ J SPORTS
- 10/13(日) パリ~トゥール(フランス) / J SPORTS
- 10/15(火)~20(土) グリー・ツアー・オブ・グアンシー(中国)
- 10/19(土) ジャパンカップ クリテリウム / J SPORTS
- 10/20(日) ジャパンカップ ロードレース / J SPORTS
- 10/27(日) さいたまクリテリウム / J SPORTS
こうしてみると、モニュメント(=特に格式高いクラシックレース)のひとつ、「落ち葉のクラシック」と呼ばれるイル・ロンバルディアまでは、DAZNは解約できない…(解約前提で申し訳ないですが)
それでは、主要なレースの概要や歴代優勝者をご紹介します。
落ち葉のクラシック:イル・ロンバルディア
イタリア、ロンバルディア州で開催されるイル・ロンバルディア。2012年まではジロ・デ・ロンバルディアと呼ばれ、初開催は1906年と、歴史の深いレースです。
「モニュメント」と呼ばれる特に格式高い5つのクラシックレースのうちのひとつで、またの名は「落ち葉のクラシック」。
歴代優勝者を見るとわかりますが、「クライマーズ・クラシック」とも呼ばれており、高い登坂力を要求されるコースが特色です。
イル・ロンバルディアの歴代優勝者
- 2018 ティボー・ピノ(フランス)
- 2017 ヴンチェンツォ・ニバリ(イタリア)
- 2016 エステバン・チャベス(コロンビア)
- 2015 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア)
- 2014 ホアキン・ロドリゲス(スペイン)
クライマーの活躍に期待
昨年はティボー・ピノがこのレースを制し、スランプからの復活を印象づけました。
また、ヴィンチェンツォ・ニバリは2017年に勝った翌年、2018シーズン初めのミラノ〜サンレモで勝利し、モニュメント二連覇を成し遂げました。
フランスのシーズンを締めくくる:パリ~トゥール
1896年から続く伝統のレースですが、2009年にはワールドツアーから降格しヨーロッパツアーのレースになっています。
コースは2017年までは平坦路でいわゆる「スプリンターズ・クラシック」でしたが、去年は後半に「コート」と呼ばれる登坂区間が7区間、そしてワイン畑を縫うような未舗装区間12.5kmがラストに据えられました。
今年も同様のコースです。
パリ〜トゥールの歴代優勝者
- 2018年 ソーレン・クラーク・アンデルセン(デンマーク)
- 2017年 マッテオ・トレンティン(イタリア)
- 2016年 フェルナンド・ガビリア(コロンビア)
- 2015年 マッテオ・トレンティン(イタリア)
- 2014年 イェレ・ヴァライス(ベルギー)
昨年優勝したソーレン・クラーク・アンデルセンは、サンウェブの25歳のオールラウンダーですね。ciclissimoの選手名鑑を見て「あれ、今年はいないの…?」と思ったら、セーアン・クラーウアナスンとして健在でした。昨年はツール・ド・スイスの区間優勝もあげています。
グラベル化してハードコア化?
J SPORTSのレース予想番組「我らワールドの自転車観戦塾」の最新回では、パリ~トゥールの予想もされていました。解説の栗村さんはパリ~トゥールが「ハードコアになってきている」と発言していました。「グラベル化しているのは間違いない」とも。
パンク好きなゆえに(?)いまだにハードコアが分からない私ですが。「グラベル」のほうはわかりました。「グラベル(gravel)=砂利、砂利道」で、レースにおいては未舗装路のことですね。
もともとシーズン最終盤のレースで、混沌とした展開になりがちだったこのレース。絶対に面白いはず!
ちなみに春の未舗装路といえば、ストラーデ・ビアンケ。未舗装路の魅力をどうぞ。
2019年のシリーズ王者決定:ハンマーシリーズ香港
スタヴァンゲル(ノルウェー)、リンブルフ(オランダ)に続いて今シーズン3回目、ハンマーシリーズの最終戦です。
ハンマーシリーズのルールはちょっと特殊でして、こちらの記事で解説しています。
今回は、ハンマークライムがなく、ハンマースプリントとハンマーチェイスのみ。ちょっとこれは、シリーズ1位のユンボ・ヴィズマに有利ですかね〜。逆に、2位のドゥクーニンク・クイックステップの追い風になりますかね〜。
リンブルフ終了時点の、10位までの結果です。(公式サイトより)
順位 | チーム名 | Stavanger | Limburg | Hong Kong | Points |
---|---|---|---|---|---|
1 | Team Jumbo-Visma | 100 | 81 | 0 | 181 |
2 | Deceuninck – Quick-Step | 35 | 100 | 0 | 135 |
3 | Team Sunweb | 81 | 53 | 0 | 134 |
4 | BORA-hansgrohe | 28 | 66 | 0 | 94 |
5 | CCC Team | 43 | 43 | 0 | 86 |
6 | Mitchelton-SCOTT | 66 | 19 | 0 | 85 |
7 | Team INEOS | 53 | 15 | 0 | 68 |
8 | EF Education First | 19 | 28 | 0 | 47 |
9 | Lotto Soudal | 23 | 23 | 0 | 46 |
10 | Trek-Segafredo | 6 | 35 | 0 | 41 |
宇都宮で開催される日本最高峰のレース:ジャパン・カップ
1日目は宇都宮市大通り周回コースを走る平坦路のクリテリウム。2日目が森林公園を周回するロードレース です。
UCIアジアツアーのトップカテゴリーに位地するレースで、毎年2日間、宇都宮で開催されます。UCIプロツアーチームも参加する国内最高峰のレースです。
今年はユンボ・ヴィズマのステーフェン・クライスヴァイクも来日!
今年参加するワールドツアーチーム
- ユンボ・ヴィズマ
- ミッチェルトン・スコット
- バーレーン・メリダ
- EFエデュケーション・ファースト
- トレック・セガフレード
今年参加するプロコンチネンタルチーム
- NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ
- チーム・ノボノルディスク
- ワロニー・ブリュッセル
現地観戦、選手との交流のまたとないチャンス!
関連イベントも盛りだくさんです。公式サイトで詳細情報をゲットしましょう「ジャパンカップサイクルロードレース」
私も今年こそ現地観戦に挑戦したいと思い、19日に宇都宮市内のホテルを家族分取ってみたのですが。子どもの用事が3つ重なり、先日キャンセルしましたorz
でも、テレビ(オンデマンド)観戦はできるので楽しみです!
さいたまクリテリウムが開催!
今年もさいたま市で開催される、ツール・ド・フランスの興行レースです。
ガチのレースとは違いますが、ツール・ド・フランスに出場した超有名選手が来日します。
一昨日に出場選手発表イベントが行われました。
さいたまクリテリウム2019に出場するワールドチームと選手たち
豪華です! 一気に載せます。
チームイネオス
- エガン・ベルナル
- クリストファー・フルーム
- ヨナタン・カストロビエホ
- イヴァン・ソーサ
モビスター
- アレハンドロ・バルベルデ
- マルク・ソレル
- イマノル・エルビティ
- アントニオ・ペドレロ
AG2Rラ・モンディアル
- ロメン・バルデ
- オリバー・ナーセン
- ミカエル・シェレル
- ブノワ・コズネフロワ
アスタナ
- ヤコブ・フルサング
- ヤン・ヒルト
- オマール・フライレ
- マヌエーレ・ボアロ
トタル・ディレクトエネルジー
- リリアン・カルメジャーヌ
- レイン・タラマエ
- アントニー・テュルギス
- ジェローム・クザン
ミッチェルトン・スコット
- マッテオ・トレンティン
- ダリル・インピー
- ルカ・メスゲッツ
- ルーク・ダーブリッジ
そして、ワールドツアーチームの日本人選手として
- 新城幸也
サガン、そしてなんといってもアラフィリップの不在はちょっと寂しいですが。
シーズン中に引退を表明したマルセル・キッテルもアンバサダーとして参加するそうです!
そしてそして。いや~! まさかのフルーム来日! 実は昨年、はじめてさいたまクリテリウムを訪れて「フルームがいないさいたまクリテ」を会場で噛みしめたんです。
バルベルデのアルカンシェルを拝みに初参戦したA田親子
私は埼玉に限りなく近い東京都西部に住んでいます。
しかし、昨年までさいたまクリテは自宅でのテレビ観戦に留めていました。「フルームファンの私だけど、ファンサービスしてるフルームを見たいわけじゃないしな~」てなわけですよ。(後悔先に立たず)
しかもここ数年、常に乳幼児がいる状態の我が家でしたので、子連れで人混みに行くのはあり得ないし、休日の昼間に私ひとりで外出するもあり得ない状況でした。
しかし。
昨年の世界選手権の直後、38歳でアルカンシェルを着たバルベルデ師匠の参加が決まったということを聞き。いてもたってもいられなくなり、サポーターに応募しました。
観戦パートナーは息子です。
昨年のさいたまクリテリウムについては、また追ってレポートしたいと思います。
そうこうしているうちに、世界選手権が始まってしまいました…!
秋のレース観戦も楽しみです!!