ミラノ~サンレモ2019―DAZN配信予定 & 2018ハイライト:ニバリの勝利は必見!

週末にはシーズン初のBBQをする予定のA田です。暖かくなってまいりました。

さて、ティレーノ~アドリアティコ、最後まで劇的でしたね! そしてドタバタな閉会式―笑ったものか、ドン引きしたものか。こちらも早めにレポートできるといいなと思っています。

今週末、3月23日土曜日に春の始まりを告げるクラシック・レース「ミラノ~サンレモ」が開催されます。DAZNでの放送予定に加え、現在DAZNで放送されている2018年のミラノ~サンレモのまとめをご紹介します。

クラシックのなかでも特に権威ある「モニュメント」のひとつ

「クラシック・レース」とは基本的に1日のワンデイ・レースで、長い歴史と高い格式を持つレースを差します。厳密な定義はないらしく、「セミ・クラシック」と呼ばれるレースがあったり、UCIの格付けに相反したりと、「クラシック」の意味はわりと曖昧になってきているそうです。

が、「モニュメント」は別格。ミラノ~サンレモを含む5つのレースは記念碑的なレースという意味で「モニュメント(The Monuments)」と呼ばれ、高い権威を保っています。

ミラノ~サンレモはこの5つのなかで、春、一番最初に開催されるため「プリマヴェーラ(La Primavera:春)」という別名があります。

https://twitter.com/Milano_Sanremo/status/1070611365587488768
春といえども北イタリア。けっこう厳しい海の景色
@Milano_Sanremo

ミラノからサンレモ、300km弱を爆走。“スプリンターズ・クラシック”とも

UCIの規定では、ロードレース(男子エリート)の1日に走る距離は、最大280kmとされています。が、ミラノ~サンレモは特別に、291kmでOK。モニュメントだから。

公式サイトより

大きな勾配が前半と後半に1つずつありますが、いずれも最大8~9%とそれほどきつい坂ではありません。ほとんどがゴール前の集団スプリントになるので「スプリンターズ・クラシック」とも呼ばれています。

DAZNでの配信予定&暫定スタートリスト。優勝候補は?

DAZNでの配信は。

  • 3月23日(土)22:15~ 木下貴道&宮澤崇史

想定ゴール時刻は24:50なので、途中からの配信ではあります。残り80kmくらい?

詳しいコースプロフィールやスタートリストは、DAZN自転車ロードレース観戦情報まとめサイト「ロードレースまとめ.jp」で確認できます。

ティレーノ・アドリアティコから続けての参戦である、ニバリ、アラフィリップ、ヴィヴィアーニ、ガヴィリア、サガン、ヴァン・アーヴェルマートなど。

パリ・ニースからフルーネウェーヘン、サム・ベネット、デゲンコルブ、デマール、カレブ・ユアン、クリストフ、バルデなど。

そして、バルベルデ。

誰もが勝ちたいモニュメント。どんなレースになるでしょうか。

2018年は10年ぶりの逃げ勝利! まとめ動画は必見です

DAZNでは現在、2018年のミラノ~サンレモのハイライト動画をアンコール配信しています。長さは25分程あり、見応え十分です。実況・解説は木下さん、宮澤さんです。

DAZNに入っていない方も、↓で見られますよ。

cyclowired.jp「ミラノ〜サンレモ2018ハイライトムービー」

結末がわかっていても、ハラハラドキドキです。一応、ここまで2018年の優勝者を伏せていましたが・・・次の項で発表します。

メッシーナの鮫、ニバリの独走勝利! イタリア中が大歓喜!!

ミラノ~サンレモの新しい勝ち方を示しましたね

と、解説の宮澤さんが言っていました。

ニバリ本人も、

ワンデーレースは自分にとって特別だけど、グランツールに向けた準備と並行して狙うのは本当に難しい。ミラノ〜サンレモは決して自分向きのレースではないので、勝てるとは思っていなかった

cyclowired.jp「鮮やかな独走勝利 果敢に逃げたニバリが春の大一番サンレモ初制覇を果たす

こう語っています。グラン・ツールの総合優勝候補になるニバリがミラノ~サンレモで勝つなんて、本当にすごいことなんですね。

逃げ勝利は2008年のカンチェラーラまで遡るそうです。また、イタリア人選手の勝利は2006年のポッツァート以来、12年ぶり。まさに歴史的な勝利でした!

https://twitter.com/Milano_Sanremo/status/1080033436650356736
イタリア人にとって最高にめでたいtweet
@Milano_Sanremo

2016年のジロ・デ・イタリアで逆転優勝を決めたとき、ゴール後に自転車につっぷして泣くニバリを思い出しましたよ。

ロードレース大国であるイタリア。その期待を担うニバリにとって、イタリアのそれもモニュメントで勝つことは、計り知れない大きな出来事だったと思います。

私も思い余って、描いてしまいました。メッシーナ海峡の位置を書く時間のぶん、ニバリの顔をもう少しなんとかすりゃよかった・・・。(でも描き直さない)

ヒゲとモミアゲあればもう少しなんとかなったか・・・

ニバリの二つ名は「Lo Squalo dello stretto」直訳すると「海峡の鮫」ですが、 海峡とはニバリの出身地であるシチリア島のメッシーナ海峡のことなので、 「メッシーナの鮫」とも呼ばれています。

最後に、過去5年のミラノ~サンレモの優勝者。

  • 2018 ヴィンチェンツォ・ニバリ イタリア
  • 2017 ミハウ・クフィアトコウスキー ポーランド
  • 2016 アルノー・デマール フランス
  • 2015 ジョン・デゲンコルブ ドイツ
  • 2014 アレエクサンダー・クリストフ ノルウェー

楽しみです!

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