ラグビーのワールドカップも終わってしまいました。A田です。
今回ラグビーを見て「ラグビーをやりたい!」というお子さんの話をぽつぽつ聞きますが、うちの息子は「ケガしたくないから絶対やらない」と言っています。血の気ってやつが少ないんでしょうか…。
そんな息子と行ってきた、さいたまクリテリウム2019。レポートの後半です。
前半はこちら
早々に決まった逃げに沸く
開始早々、AG2Rラモンディアルのロメン・バルデ、アスタナのヤコブ・フルサング、ミッチェルトン・スコットのマッテオ・トレンティンなどを含む9名の逃げが決まりました。
けっこう差がついていきます。
途中、山岳ポイント、スプリントポイントが3回ほど設定されています。山岳ポイントはバルデ、スプリントポイントはトレンティンがビシバシ獲得していきました。
バルデの水玉ジャージに母だけが釘付け
ちょっと話は反れますが、息子は小さいときAG2Rが大好きで(特にジャージが)、そのきっかけとなったのはバルデでした。多分2015年のツール・ド・フランスの18ステージで、初勝利をあげたときかなー?もっと前かなー?もはや定かではありませんが。
息子とAG2Rの話はこちら
そこで今回、バルデが山岳賞をとるたびに「ほら、AG2Rの選手だよ。バルデだよ」と息子に話しかけたのですが、「ふーん?」と全然ピンときてませんでした。
赤玉ジャージだったからか? いや、もう息子はさっぱりと忘れてしまっているような気がします。ものごころ付く前の記憶なんて、バンバン消えていきますから。(しかも息子、いまだにものごころ付いていない説あり)
まあ、いいんです。母はスーパーイケメン、バルデの姿を目に焼き付けました。(顔見えないが)(ブログでは選手のルックスについてはあまり言及していませんが、バルデは別)
逃げ集団吸収後、再び逃げたフルサング
最初の9名の逃げ集団は13週目で吸収。…のタイミングで、すかさずアタックし、新たな逃げグループができました。
ここにバーレーン・メリダの新城幸也が入っていたのです!
吸収された逃げ集団にいた、ヤコブ・フルサングも入っていたのです!
さらにマイヨ・ジョーヌのエガン・ベルナルとマイヨ・ロホのプリモシュ・ログリッチェが合流したのです!
この逃げ集団の中から優勝者が出るのは、ほぼ確定!
その逃げ集団の中から、 残り2週を残して、 新城とフルサングが飛び出しました!
フルサングは最終的に遅れ、ベルナルとログリッチェが新城を追います。
新城幸也、日本人初のさいたまクリテリウム優勝
ゴール前、追いかけてくるベルナルとログリッチェを振り切り、新城幸也、日本人初優勝です!!!
いやー、終盤、興奮しました。
さいたまクリテリウムは“興業レース”です。「シナリオが決まってる」というのはあります。
最後、ベルナルやログリッチェが追いかけるかたちは規定路線だろうし、追いつけないのもサービスだろうと思います。
でも。
「優勝できるかたちに持っていけた」ことは本物! ひとりになってゴールまで踏み切ったのも本物! だと思う。
シナリオどおりに勝たせてもらえるなら、もっと早く勝ってるよ、日本人。
ワールドツアーで活躍する日本人選手。いつでも応援しています
大会後のインタビュー。
「まだドキドキしています。あの大声援の中を一周逃げ切った形ですけど、皆さんの応援で、そのまま自分もドキドキしっぱなしでゴールまで駆け抜けました。7回目のさいたまクリテリウムで、日本人として初めて優勝できたことを本当に誇りに思います。何を言っていいのか分かりませんが、そんな気持ちです。とにかく、とてもうれしいです。」
「いつも日本で走るレースは特別で、普段はヨーロッパのレースを走っていますが、いつも日本の皆さんはテレビで応援してくれていて、目の前でも本当に応援してくれるので、すべての大会で頑張りたいんです」
cyclowired.jp「 マイヨジョーヌ&ロホを振り切った新城幸也 ラスト1周を独走して日本人初優勝 」
いつも応援しています! このブログでは上位の選手を紹介するだけなので、なかなか言及できていませんが…
35歳。高校卒業後、フランスに渡り、2009年にUCIプロチームでデビューし、ツール・ド・フランス出場を果たしてから10年。以来、トップカテゴリのワールドツアーで活躍してきました。今年のブエルタで、グラン・ツールには通算12回出場となりました。
今年は春先に落車で大きな怪我を負ってしまい、ツール出場を逃しました。そんななか出場した6月末の全日本選手権では惜しくも2位。
それでもシーズン最後、最高のかたちで締めくくれたのではないでしょうか。
来年もバーレーン・メリダとの契約続行が決まっています。応援しています!
小学生男子には屋外観戦が良さそうである
17周のクリテリウム。息子は途中だれたこともありましたが、後半は興奮して新城を応援していました。しかし、レースが終わった途端…
小学2年生男子にとって「椅子に座らされている=一刻も早く抜け出したい」という状態であるようです。立ってる分にはそれほど文句も言わないのですが。
コースや表彰台が遠かったことも、一因かもしれません。ゴール後にJCOMコーナーから駆けつけ、人垣の外から遠巻きに見た昨年の表彰台のほうが、距離は断然近かったのです。(帯同プランとかふれあいプランとか色々事情はあると思うけど、表彰式くらいはもう少しなあ…)
今年は天気も良く、外での観戦はさぞかし気持ちが良かっただろうなー。まあ、今年は私の体調的にも無理だったわけですが…来年はオフィシャルサポーターズに払う分でいい軽量チェアを買って屋外沿道観戦しようと思います。
来年も楽しみです!