バーチャル・ツール・ド・フランス(録画)を見ながら自宅勤務しています。A田です。
スラムダンクの三井ばりにロードレース観戦から遠ざかっていた私ですが、先日、久しぶりにブログを更新しました。
次はバーチャル・ツール・ド・フランスがどんなものかまとめてみるか! と思っていますが…
ふと気づきました。
ツールのない7月は、もう二度と来ないかもしれないってこと。
(だからバーチャル・ツールやってるんだけれども)
せっかく時間がありそうなので(…と思ってたらなくなっちゃったんですけど)、4年前の2016年のツールと私の末っ子出産記をまとめて記事にしてみたいと思います。ヨン・イザギーレが勝ったら書こうと思っていたネタです(全然勝たないし…)。
高齢出産に関係ある方もない方もどうぞ。
2016年のツール・ド・フランス
第103回大会、フランスのモン・サン・ミシェルスタートのツール・ド・フランス。
フルームの3連覇の真ん中の大会にして、マイヨ・ジョーヌを着てサガン含む4人で逃げたり、モンバントゥーで伝説のマラソンマンになったりした年です。
それ以外にどんなことがあったかな。
とても分かりやすかったです
この年の同じ時期、私は3回目の出産に臨んでいました。ツール期間≒正期産(妊娠37〜41週)。
さあ、臨月でツール観戦すると、どんな感じになるでしょうか。
寝ても立っても苦しい
思いこんだら 試練の道を ゆくが男の ど根性〜♪
という巨人の星の主題歌ですが、「重い子産んだら」という空耳が定番ですね。これがまさに私のことです。
3人とも出生時の体重が3500gオーバーというビッグベイビーでした(2500gあればOKのところ)。一方の私は平均身長。なので妊娠後期になると、息をしているだけで苦しい。
(ちなみに胎児が大きくなるのは私の場合、妊娠中の食べ過ぎとかじゃなく、助産師さん曰く「胎盤が立派だから」だそうです)
それでも平和だった1週目
どんな体勢で見てもキツかったツール観戦でしたが、レースのほうはなかなかに平和だったと思います。この前の年、2015年のツール序盤が連日のように大規模落車が起こり、マイヨ・ジョーヌも大怪我を負う展開だったせいでしょうか。
カヴェンディッシュの快進撃
この年の1週目といえば、なんといっても当時ディメンション・データにいたマーク・カヴェンディッシュでしょう。まず、第1ステージで勝利を手にしてマイヨ・ジョーヌを着ました。
その後、第3、6、14ステージでも勝利。当時31歳。ツール4勝と強さを見せていました。サガンと接触して揉めるのはこの翌年なんですね。
この年以来、勝利から縁遠くなったカヴェンディッシュ、35歳になった今年はバーレーン・マクラーレンに移籍しました。まだまだがんばってほしい。
カミングスの逃げからの勝利ふたたび
サガンが勝ってマイヨ・ジョーヌを着たり、ヴァン・アーヴェルマートが勝ってマイヨ・ジョーヌを着たりと、楽しい1週目でした。
さらに印象的だったのが、前年2015年に劇的な単独逃げ切り勝利をあげたディメンション・データのスティーブ・カミングス。2016年も逃げからの勝利をあげました!
宮本あさかさんの「ツール・ド・フランス2016 第7ステージ レースレポート」を読み返してみましたが、なんかもう感動です。
「去年の区間勝利で、夢に手が届いた。そのあと、少し、自分を見失ってしまった。自問自答の日々だった。最終的に導き出した答えとは、あの時と同じようにやること。自分が勝った時のビデオを見るのは好きじゃないけど、自信をつけるために、ツールで勝った時のビデオはしょっちゅう見返しているんだ」
ツール・ド・フランス2016 第7ステージ レースレポート
カヴェンディッシュの勝利と合わせて、この年のディメンション・データは祭りだったでしょうね。
カミングスは続く2017年には、イギリス国内選手権でロードレース、タイムトライアル両方で優勝。2019年シーズンをもって38歳で引退しました。
順調にマイヨ・ジョーヌを着たフルーム
第8ステージ、ピレネーの山岳ステージでフルームが勝利し、マイヨ・ジョーヌを着ました!
下りのアタックでライバルのキンタナを突き放しました! この年にSkyに移籍してきたクフィアトコウスキーに教えてもらったという、フルームのダウンヒルです。その後はおなじみになりましたが、このときはあっと驚きました。
あと、観客の顔にフルームの拳がクリーンヒットしたのもこの年だったんですね。故意ではない、ということで罰金の支払いで済みました。ここまで、観客に色々されてきたけど耐えてきたフルームだったから、認められたのかもしれません。
激動の2週目へ
1週目最後の第9ステージでトム・デュムランが勝ったりして、私にとって本当に楽しい期間だったろうと思います。
1週目まではな…
波乱の2週目に続きます。