A田です。
先週は末っ子が熱を出しました。幸い、熱以外は症状はありませんでしたが、元気なわりに夜は寝ぐずり、親(私)は疲労困憊でした。(しかも、息子を外に出さないというミッションもあり)
そんななか、クリス・フルームが今年のシーズン中に移籍か!? というニュースが出てきました。
Chris Froome in discussions over a mid-season transfer (cyclingnews.com)
マジでスカイ。
私はフルームファンなのです
2020年のイネオスについてはこんな記事を書いていたのにね
3年契約の最終年。違約金を払って移籍するのか
フルームはチームイネオス(旧スカイ)と2018年から3年契約していました。2020年が最終年です。
2017年にはロードレース選手として現役最高年俸の6億5000万円を叩き出したフルームですが、その後は5億3000万円くらい?
2017年には3連覇、4度目のツールドフランス総合優勝を手にして最高年俸に文句なし。のフルームでしたが、2018年は同チームのゲラント・トーマスに優勝を奪われ、2位もトム・デュムランにゆずって、3位。
そして昨年6月、ツールドフランス前哨戦のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで落車し、今年初めまで公式レースに出場することはできませんでした。
昨年のドーフィネの記事です
ツールは同チームの22歳、エガン・ベルナルが優勝。
今回の移籍の噂は、「イネオスではツールでエースを張って走れないのでは?」という憶測が背景にあるわけです。
もう「5勝クラブ」って言うのやめようと思った
フルームの枕言葉といえば、「ツールで4勝している」。そして、それ以上に多いのが「5勝クラブ入りを狙う」。
5勝クラブとは
ツールで総合優勝を5回達成した選手達を俗に「5勝クラブ」と呼んでいる。「5勝クラブ」に名を連ねている4人はいずれも歴史に残る名選手である。2005年にランス・アームストロングは史上初の7回の総合優勝を達成したが、2012年にドーピングによるものとして7連覇の記録は剥奪されている
Wikipedia「ツール・ド・フランス」より
ツール総合優勝5回という偉業を成し遂げた(アームストロングを除く)4人とは
- ジャック・アンティクル(フランス)1957,61,62,63,64
- エディ・メルクス(ベルギー)1969,70,71,72,74
- ベルナール・イノー(フランス)1978,79,81,82,85
- ミゲル・インドゥライン(スペイン)1991,92,93,94,95
ここにイギリス人のフルームが並んだら、そりゃ胸熱ですよ。でも、4勝しているのは歴史上フルームただ1人。
もう4勝クラブでいいじゃん。だいたい、時代背景が違うんでしょ、と。
コンタドールのコメントで目が覚める
フルームの移籍の噂に関して、cycling newsにアルベルト・コンタドールのコメント記事が載りました。
「ベルナルがフルームにイネオスからの移籍を考えさせたか。コンタドール談」といったタイトルですが…
“It would not be because of team strategy or financial reasons; I suspect it would be about ambition and trying to get that fifth title and make history at the Tour de France,” he said.
「この移籍はチーム戦略や財政的な問題からではなく、5度目のツール優勝という偉業への野望にもとづくものであるはずだ」
Bernal could force Chris Froome to consider Ineos exit, says Contador (cyclingnews.com)
訳や解釈が間違っていたら申し訳ありませんが…
コンタドールのコメントを読んで、私は目からウロコが落ちました。
フルームはけっして5勝への野望を捨てない、ということ。
なんで、いちファンの私が、わざわざ「もう5勝クラブなんか」なんて言う必要があろうか。
というわけで。
もう5勝クラブなんて入らなくていいなんて 言わないよ絶対〜♪
2020年ツール・ド・フランスの開催自体がまだ確実じゃないし、コロンビアの選手が出場できない(=エガン・ベルナルが出場できない)という話もあります。
どうなるかはまったくわかりませんが、フルームの野望を信じて応援したいと思います。
楽しみです!