子どもとロードレース観戦―商店街でゴリラ=グライペルと遭遇した話

雨の日は潔く洗濯しないA田です。そういうわけで、梅雨の晴れ間はまあ大変です。

一昨日はハンマーシリーズ リンブルフが終わり、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネが始まりましたね!

こちらの記事もどうぞ「ツール・ド・フランス2018の無料配信も! 6月のロードレース放送・配信予定」「クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ予習―放送・配信予定、コース&イネオスの布陣」「ハンマーシリーズのここが「弱虫ペダル」―画期的な形式、ルールを解説!

昨日ドーフィネ第2ステージでは、軽く総合勢争いが。やはりワクワクしますね~。そして、J SPORTSでCMがはさまれるのを見ると、「ツールの季節キター」ってなります。

今回は、そのうち描きたいと思っていた「子どもとロードレース観戦」のエピソード、「商店街のゴリラ」というお話をお送りします。

子どもとテレビでロードレース観戦していたころ

ここ数年はJ SPORTSオンデマンド民の私ですが、かつてはテレビでロードレース観戦していました(今でもつなげばテレビで見られるはずなんですが)。

まだ小さかった子どもたちと、テレビ観戦することも多かったです。

子どもたちが一番好きだった選手は…

ぷっちょが出てくると異常に興奮する子どもたち

サルヴァトーレ・プッチョです。プロデビューからSkyに所属してきた29歳。今も元気にINEOSで走っています。ぷっちょ、いやプッチョは、日本の子どもたちから人気絶大なはず。今後も活躍してほしいです。

そして、以前記事にもしたとおり、気に入ったジャージのチーム名もしっかり覚えておりました。

子どもにとっては、すべてのプロサイクルジャージが本物

今はあまり見ないような気がしますが、当時(4~5年前)は、よくUCIプロチームのサイクルジャージを着たサイクリストの方を見かけました。いつも見つけるのは息子。

大抵は車の中から。

息子は本当に声が大きいのです

私が応援しているSkyのジャージを見かけようものなら、それはもう必死。もともと大きい声を張り上げて、教えてくれたものです。

マルコ・ファヴァロさんがファッションチェックの記事で「いつも店の奥に売れ残っている」と酷評しているAG2Rのジャージも路上で見たことありますよ!

当時2~3歳だった息子にしてみれば、完全に本物。いつもテレビで見ているプロ選手とすれ違うわけです。

子どもにとっては、それだけでも一大事なわけですが…

ある日、近所の商店街で遭遇したのは…

私の自宅からひとつ路地を抜けると、小さな商店街になっています。そこを息子と手をつないで歩いていたときのこと。

いちんしゃ=じてんしゃ
多分こういう顔をしていたと
自転車は押して歩いていました
多分こういう顔をしていたと2

私も見ました。

ロットの赤ジャージをばっちり着こなしている御仁を

その方は、すぐに角を曲がって行ったので、間近で見ることにはなりませんでした。が、このときの息子のささやき声は忘れません。

プロサイクルジャージ=本物の選手と思っている息子が、自宅至近でグライペルを見たら…大事件ですよね。息子はわりと勇ましいタイプなので「ここは俺にまかせろ」的な態度に出つつも、マジでびびってました。

息子はこの後しばらく、「グライペルいたね」と、ときおり思い出したようにつぶやいておりました。

今はアルケア・サムシックのアンドレ・グライペル

グラン・ツールで区間22勝しているドイツ人スプリンター、アンドレ・グライペル。36歳の今年、8年間在籍したロット・ソウダルからプロコンチネンタルチームのアルケア・サムシック(旧フォルテュネオ・サムシック)に移籍しました。ロットには若きスプリンター、カレブ・ユアンの移籍が決まっており、「都落ち」的な意味合いのある移籍でした。

ALS患者へのチャリティ活動を継続的におこなっている

愛称は「ゴリラ」。本人も公認です。

本人出演のミュージックビデオ
GO GORILLA – André Greipel (Tour de France 2017)

お母さんが難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹患しており、一貫してALS患者を支援する活動をしていることでも知られています。上の「GO GORILLA」は楽曲として販売されており、売上は慈善団体へ寄付されています。

グライペルが所属するアルケア・サムシックは、今年ツール・ド・フランスに出場が決まっています。当然、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネにも出場中。グライペルも走っています。

昨日は、総合勢に遅れをとった同じアルケア・サムシックのワレン・バルギルに対し、解説の栗村さんが「プロコンチネンタルチームへの移籍が裏目に出ているかも」とコメントしていました。グライペルの移籍もまた、ネガティブに語られていましたが…

序盤に相次いだ落車が衝撃的ですが…グライペルが4勝した年
Best of – Tour de France 2015

ボアッソンハーゲンも第1ステージで勝利したし、まだまだわかりません(って調べたら、ボアッソンハーゲンはまだ32歳でしたが…)。

グライペルの健闘を祈って、大活躍した2016年ツール・ド・フランスのハイライト動画を貼っておきます↑。

今日のドーフィネ第3ステージはスプリント・ステージ。

楽しみです!

最新情報をチェックしよう!