パリ~ニースとティレーノ~アドリアティコ、日程の重なる二つのステージレース、昨夜はどちらも見ずに寝落ちしてしまったA田です。
そして2018年の確定申告を処理しつつ、追いかけ視聴しています… 大変だこりゃ…
ブーツ型のイタリア半島、膝下から下ふくらはぎあたりを走るレース
昨日3月13日から開幕した、ティレーノ~アドリアティコ。
ティレーノ(Tirreno)=ティレニア海からアドリアティコ(Adriatico)=アドリア海へ、イタリア半島の西岸から東岸まで横断する7日間のステージレースです。
通称は「二つの海を結ぶレース(La Corsa dei Due Mari)」。第1ステージで実況の木下さんが「ブーツ型のイタリア半島の、膝下から下ふくらはぎに沿って走る感じ」と説明していました。
解説の宮澤さんも「ぶつけたら相当痛いところ」などと、ふくらはぎネタでひとしきり盛り上がっていました。そこで、ためしに地図で確認してみたら、イタリア半島、予想以上に立派なふくらはぎをしていました。
はい、ティレーノ~アドリアティコの説明に戻ると、主催者はジロ・デ・イタリアと同じ。“ミニ・ツール・ド・フランス”なパリ~ニースに対して、こちらは“ミニ・ジロ・デ・イタリア”か? というところなんですが、山岳ステージの厳しさがジロほどではないみたい。そのせいか、パリ~ニースのように“ミニ~”の名称は使われていませんね。
雨天で始まった第1ステージでは、あってはならない事故も
初日の第1ステージは、チーム・タイムトライアル(T.T.T.)でした。
あいにくの雨から始まり、途中でやむという天候。イタリアやスペインの路面は「濡れると滑る」とよく言われています。前半、とんでもないトラブルもあり、いつになくハラハラするT.T.T.でした。
上のアクシデント、実は終盤にも似たようなことが起こるんです。自転車レース文化が根ざしているイタリアですが、慣れ親しみすぎているがゆえのアクシデントなんでしょうかね。
「イタリアのレースはイタリアの展開に」 by 宮澤崇史
解説はもうDAZNではおなじみの宮澤崇史さん、実況は木下貴道さん。チーム・メンバー紹介をしながら、レースの見どころも教えてくれます。
「イタリアのレースには、イタリアらしい展開があるんですよね。フランスを走ると、不思議とフランスのレースになるんです」
「説明しづらいんですが…」と添えながら、話されていた宮澤さん。
私も、何がどうとか全然うまく説明できないですが、素人観戦者なりに、わかるなあ~、と思いました。
ティレーノ~アドリアティコのDAZN配信予定。宮澤さん史上最高のT.T.Tも必見
はい、ティレーノ~アドリアティコ、DAZNの配信予定です。
- 第1ステージ 3月13日(水) 21:40~ 木下貴道&宮澤崇史
- 第2ステージ 3月14日(木) 21:40~ 別府始&宮澤崇史
- 第3ステージ 3月15日(金) 21:40~ 木下貴道&マルコ・ファヴァロ
- 第4ステージ 3月16日(土) 21:30~ 木下貴道&土井雪広
- 第5ステージ 3月17日(日) 21:40~ 笹川裕昭&鈴木太地
- 第6ステージ 3月18日(月) 21:40~ 笹川裕昭&宮澤崇史
- 第7ステージ 3月19日(火) 21:40~ 南隼人&土井雪広
DAZN自転車ロードレース観戦情報まとめサイトはこちら
第1ステージがT.T.T.、第2ステージは急勾配もある登れるスプリンター向き、第3ステージと第6ステージがピュアスプリンター向き。
第4ステージが丘陵でパンチャー向き、第5ステージは厳しい山岳のあるクイーンステージ。
第7ステージが平坦の個人T.T.。
左からログリッチェ、ゲラント・トーマス、ニバリ、アラフィリップ、トム・デュムラン。
三叉の矛がこの大会のトレードマークです。リーダージャージは、めずらしい青! 「二つの海を結ぶレース」というだけありますね。
各ステージの詳細、見どころなどはこちらも。cyclowired.jp「早春のイタリア半島を横断 激坂バトルで決する「二つの海のレース」
歴代優勝者はこちら。キンタナ、クフィアトコウスキーはパリ~ニースへ
過去5年の総合優勝はこちら。
- 2014 アルベルト・コンタドール (スペイン)
- 2015 ナイロ・キンタナ(コロンビア)
- 2016 フレッヒ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー)
- 2017 ナイロ・キンタナ(コロンビア)
- 2018 ミハル・クフィアトコウスキー(ポーランド)
私は正直、クフィアトコウスキーが好きなんです。彼は今年はパリ~ニースに出ています。ルーク・ロウ、新星エガン・ベルナルたちとの走り、熱いですね。
パリ~ニースと並行してのティレーノ・アドリアティコ。
楽しみです!