2019年UCI開幕は南半球から!ツアー・ダウンアンダーを見よう

自転車ロードレースで盛り上がりたいA田A子です。今日から「ツアー・ダウンアンダー」が始まります!

ワールドツアー初戦、ツアー・ダウンアンダー

本日1月15日、2019年UCIワールドツアー※の初戦である「ツアー・ダウンアンダー」が始まります。

※UCIワールドツアーとは:サイクルロードレースの最上位の年間シリーズ戦

舞台は南オーストラリア、アデレード。毎年1月第3火曜日から行われる6日間のステージレース。日本ではJ-Sportsで生中継されます。

J-Sports放送予定

  • 第1ステージ 1月15日 (木) 午前11:00~
  • 第2ステージ 1月16日(水)午前11:30~
  • 第3ステージ 1月17日 (木) 午前11:00~
  • 第4ステージ 1月18日 (金) 午前11:00~
  • 第5ステージ 1月19日(土)午前11:30~
  • 第6ステージ 1月20日(日)午前10:00~

スタートリストやコース詳細はこちらからhttps://www.jsports.co.jp/cycle/stage/

時差ほぼなし、放送開始は午前中

アデレードと日本の時差は+1時間30分。ヨーロッパのレースに慣れ親しんだファンには衝撃の、午前中の放送開始です。勤め人には厳しい・・・。家族持ちなら土日でも、いや土日だからこそ、この時間はさらに厳しいのではないでしょうか。

私も仕事持ちの家族持ちですから、生中継はあきらめています。

多くのファンの方と同じく、私の視聴環境はJ-Sportsオンデマンド。ネタバレに注意しつつ、追いつき視聴していきたいと思います。

ちゃんと観戦するのは今年が初めてです。そもそもJ-Sportsが中継を開始したのが2018年。去年の今頃は、仕事の修羅場+インフルエンザでレース観戦どころじゃなかったなあ。

その年、観戦できたか否かで、そのときの自分の状況まで思い出せるのは、自転車ロードレースのいいところだと思います。「去年は春先忙しすぎてジロの存在は忘れたふりしてたな~」とか。ガチのファンならそんなことないんでしょうか。

スプリンターも総合優勝をねらえる?

さて、ツアー・ダウンアンダーは、起伏はあるもののフラットなコースレイアウトが多く、スプリンターやパンチャーが総合優勝をねらえるステージレースのようです。

過去5年の優勝者は次のとおり

  • 2018年 ダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット/南アフリカ共和国)
  • 2017年 リッチー・ポート(BMCレーシング/オーストラリア)
  • 2016年 サイモン・ゲランス(オリカ・スコット/オーストラリア)
  • 2015年 ローハン・デニス(BMCレーシング/オーストラリア)
  • 2014年 サイモン・ゲランス(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)

優勝年 優勝者(当時の所属チーム/国籍)

えーと、ダリル・インピーはオーストラリア出身じゃありませんが、オーストラリアのチーム、ミッチェルトン・スコットのエース。パンチャー。スプリント力あると思います。

リッチー・ポートはツール・ド・フランス総合もねらえるクライマーというか総合系ですね。

サイモン・ゲランスはすでに引退していますが、パンチャー。2012年、2006年もダウンアンダーで優勝しています。

ローハン・デニスは優勝した当時はタイムトライアル(TT)スペシャリストの印象が強かったのではないでしょうか。アデレード出身。いわゆる「母ちゃん見てくれアタック」ならぬ、「母ちゃん見てくれ総合優勝」です。胸熱です。

「Mr.ウイランガヒル」リッチー・ポート

パンチャー系の優勝者が多いなか、クライマーながら一昨年に優勝しているリッチー・ポート。彼は、ツアー・ダウンアンダーですごい記録を持っています。

それは、「ウィランガヒル」という一番険しい山が出てくるクイーン・ステージを、5年連続で制していること。

例年、ウィランガヒルの決戦は第5ステージで、第6ステージは凱旋レースだったようですが、今年はウィランガヒルで頂上フィニッシュするクイーン・ステージが最終第6ステージに設定されています。

ポートがウィランガヒルを6連覇し、総合優勝もかっさらうのか。そこまでにタイムを稼いだスプリンターやパンチャーが逃げ切るのか。

とにかく南半球勢ががんばる!!

「ダウンアンダー」というのは、南半球、とくにオセアニアを指すスラングだそうです。地球の下のほう、ということですね。「下」って・・・北半球目線って・・・ と心配にもなりますが、もともとイギリス発祥の言葉でオーストラリア人のあいだで広く使われているらしい。細かいことは気にしない。

前述した「過去5年の優勝者」の国籍を見ると、オーストラリア勢、強いですね。ダリル・インピーはオーストラリア出身じゃないけれど、前述のとおり、オーストラリアのチームのエースですし。(ミッチェルトン・スコット=オリカ・スコット=オリカ・グリーンエッジ。スポンサーの変遷とともに名前は変わっているが同一チーム)

ダウンアンダー・ツアーは欧州外でははじめて、UCIのツアーに組み込まれたレースなんだそうです。

オーストラリアっ子の意地がかかった大会なんでしょう! そういう地域色こそ、サイクルロードレースの大きな魅力のひとつです。レースの放送では、オーストラリアの魅力もたっぷり教えてくれるでしょう。

楽しみです!

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