元昭和のテレビっ子、A田です。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、コメディアンの志村けんさん(以下敬称略)が新型コロナウイルスで亡くなられました。
昨日、フジテレビでやっていた追悼番組を観て懐かしくなってしまいました。そして遅れてやってきた喪失感。
これから、近所のサイクリングロード、多摩湖自転車道で八坂の先に行くたびに志村けんのことを思い出すんじゃないだろうか。
というわけで、志村けんの出身地である東村山を通る多摩湖自転車道について、ご紹介したいと思います。だいじょうぶだあ饅頭を買いに行きましょう。
志村けんの出身地、東京都東村山市
私の出身は東京市部、北多摩に位置するとある市です。志村けんの出身地である東村山市の隣です。
なので東村山音頭はほぼ地元の歌として、小さいころから刷り込まれていました。
東村山音頭
東村山 庭先きゃ多摩湖
狭山 茶どころ 情けが厚い
東村山四丁目 東村山四丁目
「志村けんの全員集合東村山音頭」Uta-net
歌は四丁目から始まり三丁目の後にあの有名な「一丁目一丁目ワーオ」というフレーズが続きます。
歌詞に出てくる多摩湖があるのは東村山の隣市。間違いなく庭先にあります。それから狭山は、埼玉県です。隣市も隣県も大体友だちな東京郊外ベッドタウンの感じ※がよく出ているなと思います。
※昔、忌野清志郎が所沢でライブしてたときに「地元!」と叫んでいた。清志郎の育ちは東京市部だけど。そういう感じ
多摩湖(たまこ)
多摩湖は人工の貯水池ですが、湖畔に公園や桜並木がある身近な行楽地。遊園地も球場もあり子供にとっても最高に楽しい場所です。
狭山(さやま)
狭山は、埼玉県と東京都の境目にある丘陵地です。多摩湖のすぐ北側は狭山湖になっています。狭山=茶と覚えておいて間違いないです。
志村けんは東村山市の名誉市民
東村山が全国に知れ渡った(のか?)のは、志村けんの功績のひとつでしょう。今回の訃報を受け、東村山駅前に献花する人が跡を絶たないそうです。
というわけで、東村山にも行ける、北多摩(東京都市部の真ん中北半分のこと)が誇るサイクリングロードをご紹介します!
東京西部のサイクリングロード、多摩湖自転車道路
その名も、多摩湖自転車道。東端を起点とすると、後半の大部分が東村山市内になります。
西東京市と武蔵野市の境、井の頭通りが五日市街道とぶつかったところが起点です。ここから多摩湖までの直線部約11kmと、多摩湖を一周する約12kmで構成されているのが多摩湖自転車道です。
ちなみに、東村山駅に行くなら、府中街道を北上。東村山駅東口という信号を左に行けば駅です。同じ信号を右に行って左手のセブンイレブンをすぎて、次の交差点右手に「餅萬」があります。だいじょうぶだあ饅頭が買える和菓子屋さんです。
それでは以下、多摩湖自転車道の推しどころと注意点をご紹介します。
推しどころ① 水や緑に囲まれて季節感いっぱい
石神井川の源流があったり、桜並木があったり、サイクリングロードに隣接する公園がたくさんあったりと、自然が感じられるところがいいと思います。
あと、個人のお宅の庭先を通っているので、逆借景とでもいいましょうか、お庭の緑も楽しめます。江ノ電的な情緒といいましょうか。自転車道に面した庭先にベンチを設置しているお家なんかもあって、正直、うらやましい… 沿道に売り物件が出たら考えようかな…などと私は思っています。
推しどころ② 西武線に沿っていて駅が近い
自転車道は、西武新宿線・多摩湖線に沿っています。よって、駅前をことごとく通ります。コンビニ、ファーストフード、うどん屋、マニアックな酒屋など、立ち寄り場所が豊富です。花小金井駅〜五日市街道間には「おふろの王様」というスーパー銭湯も隣接していますよ。
<自転車道に隣接する駅>
花小金井(新宿線)、小平(新宿線)、萩山(多摩湖線)、八坂(多摩湖線)、武蔵大和(多摩湖線)、西武遊園地(多摩湖線)
多摩湖を周遊すれば西武球場前(西武狭山線)もあります。西武池袋線へのアクセスに便利です。
どうですか。こうしてみると、私が西武ライオンズファンだったのもうなずけますね。
推しどころ③ 平たい
東京の西部には武蔵野台地が広がっています。南部を流れる多摩川の方向にかけては多少坂もあるのですが、東西に走るぶんにはとにかく平坦です。
推しどころ④ラスト多摩湖周遊は本気のサイクリングロード(多分)
私はたまに、運動のために多摩湖自転車道をママチャリで往復しているのですが、多摩湖周遊に入る手前で常に引き返しています。だって、その先にはすごい坂があるのを知っているから…
子供のころ、多摩湖畔に引っ越した友達がいました。そして、よく自転車を走らせてその子の家に遊びに行っていました。だから分かるんです。ママチャリで遊び半分で行くところではない、と。
そういうわけで、多摩湖周遊に入れば一般の通行人がほぼいなくなり、純粋にサイクリングする人だけになるのではと思います。
注意点① 歩行者道路でもあるので人通りが多い
ここまで「自転車道」と呼んできておいてなんですが、平成30年に「多摩湖自転車歩行者道」に改称されたそうです。
前項であげたように、住宅街のなかで駅近も通っている道なので、人通りが多いです。以前よりは歩道も整備され、歩行者と自転車の棲み分けも進んでいますが、時間帯によってはストレスになるかもしれません。
注意点② 怒涛の車止め区間が点在する
①に付随することですが、「自転車はゆっくり走ろう」というのが道路側の主張です。よって、自転車のスピードを削ぐための車止めが大量に設置されている区間があります。
特に、花小金井から萩山までの区間ですね。行政の悪意を感じなくもない。小平駅前なんて、いったん自転車道も途切れちゃうし。
ここを過ぎて東村山に突入すると、車止めも人通りも少なくなってきます。
私も毎日、通勤で通る自転車道。好きだ!
今は新型コロナウイルスで自宅勤務ですが、ふだんは職場まで5kmほど自転車通勤をしています。うち4kmは多摩湖自転車道です(ママチャリで)。4kmほどでもさまざまに景色の変わる自転車道。
好きです。定期的に自転車道のまんなかで愛を叫んでいます(心の中で)。
我が家の子供たちも、娘・息子は自転車道を歩いて小学校に通学していますし、末っ子の保育園も道沿いにあり、家族でお世話になっています。
息子が学校帰りに自転車道脇の木の下に寝転んでヤモリを捕まえているところを見たときは、自転車道に手を合わせました。家のベランダで飼わなくてすむしな…
そんな多摩湖自転車道。
ご興味のある方はぜひ、訪れてみてくださいね。